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【現地レポート】大会1日目 男子・予選リーグ「初出場チームの”突破力”」

2017年8月24日

 沖縄県を舞台に、「平成29年度全国中学校体育大会 第47回全国中学校バスケットボール大会」が開幕しました。
 昨日の開会式を終え、本日より競技がスタート。男子は沖縄市体育館(沖縄県沖縄市)と沖縄県立武道館(沖縄県那覇市)の2会場に分かれ、明日の決勝トーナメント進出を懸けて熱戦が繰り広げられました。

 通称『全中』と呼ばれる今大会は、各都道府県予選の先にさらにブロック予選があり、最終的に出場できるのは男女各24チームのみ。そんな“狭き門”をくぐり抜けて、今年は男子24チームのうち10チームが初出場を果たしました。

アグレッシブに攻めて次々ファウルをもらった吉備⑤狩谷 優介選手

アグレッシブに攻めて次々ファウルをもらった吉備⑤狩谷 優介選手

 中でも、近畿大会で3位に滑り込んだ有田川町立吉備は、学校としてだけでなく、和歌山県としても初めての全中出場。2年後に開催予定の和歌山全中にもつながる、偉大な一歩を踏み出したのです。吉備の江川 将他コーチは、出場権獲得までの道のりをこう振り返ります。「みんな地元の子どもたちですが、今年は例年になく能力の高い子も揃い、『絶対に全中に行くぞ』という目標は言い続けていました。だから、県内で勝とうが近畿で1勝しようが、それは“通過点”だと。県内でまだ誰も行ったことがなくても、僕らが目指しているのは全中だと言い続けて、やってきました」。

 そうした高い目標を掲げ、現状で満足しなかったからこそ、「もともとオフェンスのチームで、全然ディフェンスができなかったんですが、『オフェンスを楽しくやるためには、ディフェンスを頑張らなきゃ始まらないんだ』と言い続けてきて、徐々にディフェンスを頑張ってからオフェンス、というスタイルに変わってきました。諦めずに食らいつく力が、ようやく身についてきたと思います」と、江川コーチはチームに変化があったことを語ります。

大きなビハインドを負っても最後まで諦めなかった吉備

大きなビハインドを負っても最後まで諦めなかった吉備

 実際、それは今大会の初戦、札幌市立清田との試合でも土壇場で発揮されました。長く追い掛ける苦しい時間帯が続き、26−38で入った最終ピリオド、堅いディフェンスから思い切りのいいオフェンスを展開して猛烈な追い上げを見せ、2点差で勝利。諦めずに粘り続けた結果、ミラクルのような逆転劇を披露したのです。吉備は続く2試合目で津山市立津山西に敗れて1勝1敗にはなりましたが、その後、津山西が清田に勝利したことにより、グループ2位で予選リーグを通過しました。

 何事も、前例のない初めてのことを成し遂げるのには、様々な困難が伴うもの。ゼロから“1”を築き上げる苦労は、1を2や3にしていく苦労とは比になりません。だからこそ、初出場のチームには実力や初出場の“勢い”とは別に、壁を乗り越えてきた“突破力”を備えているように感じます。
 例えば、千葉市勢としても初の全中出場となった千葉市立草野は、驚異の勝負強さで沖縄市立コザに2点差、伊勢市立港に3点差で勝利。激戦区の千葉県、そして関東ブロックを抜けてきたしぶとさが、この全国でも大いに発揮されました。

 吉備や草野を含め、初出場の6チームが予選を通過し、決勝トーナメントに進出しました。明日からは負けたら終わりの一発勝負。未知の世界で、自分たちの力を存分に発揮してくれることを期待しています。

接戦で2勝した草野は千葉市として初の全中出場

接戦で2勝した草野は千葉市として初の全中出場

【ダウンロード】
・予選リーグ 試合結果
・男子 決勝トーナメント表

大会概要TOURNAMENT


JBAオフィシャルDVD

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