JBA

JBA

ニュース

RSS 一覧へ

【現地レポート】大会最終日(3日目) 女子・準決勝&決勝「夢をつなげ」

2017年8月26日

「平成29年度全国中学校体育大会 第47回全国中学校バスケットボール大会」の最終日、女子は準決勝と決勝が行われ、前回覇者の春日部市立豊野中学校が見事2連覇を達成しました。

豊野は、準決勝で大阪薫英女学院との接戦を制しての2年連続の決勝進出。その決勝では二島と対戦しました。二島は、高さこそないものの、鍛えられた脚力を武器に攻防ともにタフに動き回るチーム。準決勝では京都精華学園を相手に61-49で勝利し、決勝まで駒を進めています。

そして迎えた決勝戦、先にペースをつかんだのは二島。一気に得点を連取して10点近いリードを奪います。しかし、豊野はここから大黒柱の⑰倉持 のりか選手にボールを集め、強みであるインサイドで得点。そこに⑤各務 早紀選手がジャンプシュートで続き、さらには、⑤各務選手が第1ピリオド終了時にブザービーターのシュートを決めるなど、14-19と5点差に詰めて終えました。すると、第2ピリオドでは得点ペースの落ちた二島をよそに⑰倉持選手、⑱島田愛理選手ら高さを生かしたシュートで加点。豊野が28−27と逆転に成功して前半を折り返すこととなりました。

勝負となった後半、加速したのは⑰倉持選手を中心に多彩な攻めを披露した豊野でした。次々と得点を挙げていく豊野の前に二島は防戦一方。それでも二島は、⑦中村 理瑚選手、⑤徳永 夏選手らが気持のこもったシュートをねじ込みましたが、疲れからか、攻撃が単調になってしまい連続得点が奪えず。結局、後半に爆発した豊野が64-39と大差をつけて優勝を決めました。

 

2連覇を達成した豊野の選手たち

2連覇を達成した豊野の選手たち

⑰倉持選手、④山下芽選手、⑤各務選手と、昨年大会でもスターターを務めたメンバーを3人擁し、今年も優勝候補の呼び声が高かった豊野。それでも「プレッシャーはありませんでした。チャンスがあるということを皆さんに言っていただき、私にとっては、それが励みになりました」と、田中 英夫コーチは言います。同じく⑰倉持選手もニ連覇への挑戦となった1年間を「楽しかった」と表現しました。

とはいえ、ここまでは決して順調な道のりではありませんでした。特に全中予選を兼ねた関東大会では、準決勝で八王子一に敗退し、関東ニ連覇は達成できませんでした。ガードの⑤各務選手は、その時のことを「関東は私がダメだったので、全中に向けてとにかく必死に練習しました」と語ってくれました。
しかし、この敗戦がチームを強くしました。選手たちは話し合いの中から、『全中は楽しもう』と気持ちを新たにしたそうです。もともと、昨年から“明るさ”がチームの特長だった豊野。今大会も選手たちの輪からは笑い声が多く聞かれました。まさに、“楽しむことで力を発揮する”。そんなカラーを出し切っての優勝となりました。

圧倒的な存在感を発揮した豊野⑰倉持のりか選手

圧倒的な存在感を発揮した豊野⑰倉持のりか選手

「本当に選手たちが頑張ってくれました」と、笑顔を見せた田中コーチ。そして、エースとして決勝でも期待通りの活躍を見せた⑰倉持選手は、最後にこんな頼もしい言葉を発してくれました。

「世界で通用する選手になりたいです」

「FIBA女子アジアカップ2017」で3連覇を達成した「AKATSUKI FIVE」女子日本代表チームの半数にあたる6名の選手がかつて全中に出場。その戦いの中で悔し涙やうれし涙を流し、そしてその経験を今につなげてきました。豊野の⑰倉持選手だけでなく、参加したすべての選手が何かを掴んで帰途についたことでしょう。
日本の未来をを背負う金の卵たち。全国の舞台で得た課題や収穫をぜひ、今後のバスケット人生にも生かしてほしいところ。まさに今大会のキャッチフレーズにもあるように、“夢をつなげ”。

⑦中村理瑚選手をはじめ、最後まで走るスタイルを貫いた二島

⑦中村理瑚選手をはじめ、最後まで走るスタイルを貫いた二島

 

 

大会概要TOURNAMENT


JBAオフィシャルDVD

JBAオフィシャルDVD